ただの二次オタがはじめてキスマイのコンサートに行くまでの話
それまでKis-My-Ft2は名前だけ聞いたことある程度だった。
曲のタイトルはわからないけど、サビを聞けばわかるかもしれない。一時期妹がハマってたから、玉森くんが可愛いのはなんとなく知ってる。宮田っていうラブライバーがいるよね、コミケに出没するらしいジャニーズ(笑)
それくらいの知識しかない、ただの二次元オタクの私が生まれて初めて”ジャニーズ”というものにハマってキスマイのコンサートへ行くまでの話です。
特にレポとかでもなく唐突な自分語りがはじまるだけのつまらない文章なので暇で暇で仕方ない人だけせんべいをかじりながら読み進めてほしい。
2017年10月半ば。その日、私はいつものように布団の中でツイッターを眺めていた。
ふいに流れてくる草を生やしまくったツイートと動画。大人気バラエティー番組、アメトークで“イリヤスフィール・フォン・アインツベルンちゃん”を“彼女”だと紹介し、フィギュアに囲まれた写真を公開してはしゃぐ彼の姿。
そう……定期的に二次元界隈を騒がせるジャニーズアイドル。
─── ”宮田俊哉” である。
正直またかこいつ!!!!と思いつつも、二次オタとしては宮田に対する印象は悪くない。ましてやFate/stay night*1をやっとこさ履修したばかりだった私としては余計にウケた。
と同時に、私の脳に浮かんだことがあった。
(でもこの人、ジャニーズなんだよなぁ……?)
“キモオタ全開の宮田”をみて、こんな世間様がドン引くであろうガチオタでもジャニーズ……ということはかっこいい瞬間がきっとあって、うちわを持ってキャーキャー言ってるファンがきっといる…のか……いるの……?いるんだよねぇ……?という、宮田担にバレたら後ろから刺されてもおかしくないレベルに失礼なことを考えていたのである。
ちなみに私、もともと宮田くんの顔は好みではない。今でこそ宮田くんをみて「顔面が天才」と唱えるオタクだが、私は根っからの色白美少年好きなので、キスマイで言えば完全に玉森くんが好みだし、世界で一番好みの顔面は本郷奏多くんだと今でも言える。
その時の私は完全に冷やかし目的で(誠に申し訳ございません)布団に潜ったまま“ジャニーズの宮田くん”を調べ始めた。オタクは調べるのが趣味みたいなところがあるので、本当にそんな深い意味はなく、ただなんとな~く眺めていた。
そこで目に留まったのは宮田くんと玉森くんが企画で引いたカードの指示でわちゃわちゃしているもの。*2 へぇ〜……可愛いじゃん。(謎の上から目線)
しかし浅はかな私はガチオタ宮田と、センター玉森でしょ……仲悪そ〜〜〜と思った。
ところがどっこいこの2人、めちゃくちゃ仲がいい。
仲がいいどころじゃない。結婚してるらしい。は?結婚?腐女子の妄想か?*3
いや、どうやらそうじゃない。そしてここでジャニーズ初心者、シンメという概念を知る。
そして調べてみると出てくる出てくる宮玉の仲良しエピソード。他にもえ、なに……ニカ千?Jr.時代の苦労話?私、そこそこ歴の長い女オタクだから知ってる。そういうの女オタクが全員もれなく大好きなやつ〜〜〜〜〜!!!!!(※私の心に住む数多くの女オタクの話です)
いや〜〜なんだこの世界。俄然興味が湧いてしまった。
とりあえず新しいものにハマりそうになったので仲間(全員二次オタ)へ報告をする。
この場合の女オタクの「助けてくれ」は当然本当にヘルプを求めているわけではなく、あわよくば他の人もみて共感してこの感情のはけ口になって欲しいということである。
気になりだしたら止まれないのがオタクの良いところでもあり悪いところでもある。しかしジャニーズと宝塚はハマったら終わりだと思って生きてきたので、コンサートDVDをポチろうとした手を、一度は止めた。(私偉い)
しかしさすがは友人歴のそこそこ長い女オタクたち。鋭い洞察力。
私もそんな気はしてる。でも一旦冷静になって考えるということが大事。
結果より経過を重視すべき時もある。
しかし我慢ができずにポチったのはその日の夜だった。
結論:オタクは物欲に弱い。
そんなこんなでキスマイワールド*4のコンサートDVD初回生産限定盤をポチった私はみてもみても終わらない特典映像*5に恐怖を感じながら一日中キスマイのDVDを見続けた。
そうして生まれて初めてジャニーズのコンサートというものを目の当たりにした私はえ、キスマイ最高じゃん……と即堕ち2コマな結果に落ち着いたのであった。
しかしこの頃の私は宮田くんに対して、仲間意識のような母性のような謎の感情だった。ガチオタで知られる宮田……汗の量も尋常じゃない。コンサート終盤では若干おっさんのような風貌になっている。(でもそれがなんだか可愛い)
おっさんのようにも見えるけど、でもめちゃくちゃ頑張って歌って踊っている姿は間違いなくジャニーズ。(いやジャニーズをよく知らないけど) 普通にカッコイイ。
二次オタの仲間みたいな気持ちでもいたので、その頃はまだおっ…宮田氏……頑張ってんな……みたいな感情を抱いていた。誰?
そんな私も半年後の今では完全に宮田くん……王子様…………カッコイイ……suki……とツイッターに漏らす日々である。
ハマりたての頃の自分を思い出しても明確に変わったポイントはよくわからないが、宮田くんの好きなところが毎日増えていくばかりなので、それの積み重ねの結果なんだろうなと思う。
毎日のように好きを更新してくれるアイドル。宮田俊哉はいいぞ。
次回はそんな宮田くんの好きなところを語りつつも、舞祭組コンとキスマイコンの話に入りたいと思う。気まぐれなのでいつになるかはわかんないですが近いうちに書きたい。(願望)
全く関係ないけど、オタクになると自担を呼び捨てで呼べなくなるのはなんなんだろうね。リスペクト?はたまた崇拝?(ハマったばかりの頃の自分の発言を見返すと結構な頻度で宮田・玉森と呼んでました)